▼相続放棄の期限を過ぎたらどうなるのか?

query_builder 2024/04/26

相続放棄をする場合は、相続開始から3か月以内に手続をしなければなりません。

しかし、忙しかったり忘れていたりして期限を過ぎることもあるでしょう。

そこで今回は、相続放棄の期限を過ぎたらどうなるのか解説します。

▼相続放棄の期限を過ぎたらどうなるのか

■原則相続しなければならない

相続放棄は、相続開始から3か月以内に行わなければなりません。

この期限を過ぎてしまった場合、原則として相続を放棄できなくなります。

「忘れていた」「手続の方法がわからなかった」などの理由は通用しません。

■相続放棄可能なケースもある

期限を過ぎても、相続放棄できる例外的なケースもあります。

それは、後から相続財産に重大な欠陥があることを知った場合です。

たとえば、故人が多額の借金を抱えていた場合や、相続財産が他人の所有物だった場合などです。

このような正当な理由がある場合は、期限を過ぎていても相続放棄が認められる可能性があります。

■期限を延長できる場合もある

期限が迫っていて手続きが間に合わない場合は、期限を延長できる可能性があります。

相続開始から3か月以内に家庭裁判所に対して期間伸長の申立てを行い、裁判所がこれを認めた場合です。

ただし、この申立ては特別な事情がある場合に限られます。

▼まとめ

相続放棄の期限を過ぎたら、原則相続しなければなりません。

ただし、期限を過ぎても相続できるケースや期限を延長できるケースもあります。

当事務所では相続に関するご相談や手続のサポートを行っていますので、お困りの際は気軽にご相談ください。


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