▼【弁護士が解説】「うちは家族仲が良いから大丈夫」が一番危ない?相続トラブルを防ぐための3つの対策

query_builder 2026/08/03
▼【弁護士が解説】「うちは家族仲が良いから大丈夫」が一番危ない?相続トラブルを防ぐための3つの対策

「親の財産なんて大したことないし、兄弟仲も良いから相続で揉めるはずがない」

法律相談を受けていて、非常に多くお聞きする言葉です。

しかし、実は「相続トラブルで家庭裁判所に持ち込まれるケースの約8割は、遺産総額5,000万円以下」というデータがあります。

つまり、相続トラブルは「お金持ちの家の話」ではなく、ごく普通の家庭でこそ起こりやすいのです。

なぜ仲の良かった家族が、相続をきっかけにギクシャクしてしまうのか。

今回は、弁護士の視点から「トラブルのよくある原因」と「今すぐできる防衛策」を分かりやすく解説します。

なぜ「普通の家庭」で相続トラブルが起きるのか?

原因の多くは、「不動産の分けにくさ」と「感情のこじれ」にあります。

不動産が財産の大部分を占めている 預貯金なら円満に分け合えますが、実家の土地・建物は簡単に切り分けることができません。「長男が住み続けたい」「次男は現金で欲しい」となると、話合いが平行線になりがちです。

介護や同居の「貢献度」をめぐる対立

「長年、親の介護をしてきたのだから多くもらいたい」という主張(寄与分)と、「法定相続分通りに平等に分けるべきだ」という主張がぶつかり、感情的な対立に発展します。

特別受益の主張

「兄さんは大学の学費や結婚資金を出してもらった」「妹は家を建てるときに援助を受けた」といった過去の出来事が蒸し返され、話合いが進まなくなるケースも定番です。

相続トラブルを未然に防ぐ「3つの対策」

相続を「消えることのない家族の遺恨」にしないために、親御さんが元気なうちに手打っておくべき対策があります。

1. 遺言書(いごんしょ)を作成する

一番確実で強力な対策です。

「誰に・どの財産を・どれだけ譲るか」を明確にしておくことで、残された家族が遺産分割協議で揉めるのを防ぐことができます。 弁護士のアドバイス: 自筆で書く「自筆証書遺言」は不備があると無効になるリスクがあります。

できれば公証役場で作成する「公正証書遺言」を選ぶのが確実で安心です。

2. 「付言事項(ふげんじこう)」で気持ちを伝える

遺言書には、財産の分配だけでなく「なぜその分け方にしたのか」という理由や家族への感謝の気持ち(付言事項)を書き残すことができます。

「長男には介護の負担をかけたから家を渡す。他の兄弟も理解して仲良く暮らしてほしい」といった親の生前の想いを知ることで、残された家族も納得しやすくなります。

3. 財産一覧(財産目録)を作っておく

親がどんな財産(不動産、預貯金、株式、マイナスの財産である借金など)をどこに持っているかを把握できるようにしておきましょう。

隠れた財産や借金が後から見つかると、手続が複雑化しトラブルの元になります。

まとめ:残される家族のために、元気な「今」できること

相続対策は、「死後の準備」ではなく「残される家族の絆を守るための思いやり」です。

親御さんが元気で判断力があるうちに話合いを進めることが、最大のトラブル予防になります。

「何から手を付ければいいかわからない」「揉めそうな気配がすでにある」という場合は、放置せずに早めに法律の専門家へご相談ください。

当事務所では、ご相談者のご家庭に合わせた遺言書の作成サポートや相続対策のご提案を行っております。

お気軽にお問い合わせください。


----------------------------------------------------------------------

弁護士 濵門俊也

住所:東京都中央区日本橋人形町1丁目6−2 安井ビル 5f

電話番号:03-3808-0771

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG