「和解」と「示談」を同じ意味だと捉えている方は、多いのではないでしょうか。
どちらも紛争を解決する方法ですが、実際には意味が異なります。
そこでこの記事では、和解と示談の違いをわかりやすく解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
▼和解と示談の違い
■意味の違い
和解には「争いのある当事者同士が、互いに譲歩して争いをやめる」という意味があります。
一方で示談には「どちらか一方が相手の条件を受け入れ、争いがなくなったことを当事者同士が確認する」という意味合いがあります。
お互いに譲歩するのが和解、どちらか一方が相手の条件を受け入れるのが示談、というニュアンスがあるでしょう。
どちらも似た意味なので、混同する方が多いです。
■再度争えるかどうかの違い
和解は一度成立してしまうと、再度争うことはできません。
これは、事実関係が間違っていたとしても変わりません。
しかし示談の内容に納得できない場合は、再度争うことが可能です。
▼示談金・和解金の違い
示談金と和解金は、基本的には同じ意味で使われるのが一般的です。
「慰謝料」も、同じような意味合いで使われます。
▼まとめ
和解・示談の違いは「お互いに譲歩するのが和解」「どちらか一方が相手の条件を受け入れるのが示談」と覚えておきましょう。
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