祭祀承継者を決める方法とは

query_builder 2024/03/15
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祭祀財産を相続し、管理する人を祭祀承継者といいます。
財産相続と異なり、拒否できないため「祭祀承継者になりたくない」と感じる方もいるかもしれません。
では、祭祀承継者はどのような方法で決めるのでしょうか。
今回は、祭祀承継者を決める方法を解説します。
▼祭祀承継者を決める方法
祭祀承継者は一般的に1人ですが、事情によっては複数人いるケースもあります。
主に以下の3つの方法で、祭祀承継者が決まります。
■被相続人の指名
前の祭祀承継者が遺言として次の祭祀承継者を指名していた場合は、その方が祭祀承継者になります。
正式な遺言書ではなく、口頭でもかまいません。
ただし口頭の場合、親族間でもめる可能性があるでしょう。
■慣習
被相続人の指名がなかった場合、これまでの慣習に従って長男や長女がなる場合が多いです。
慣習がはっきりしない場合は、親族間の話し合いで決まるケースもあります。
■家庭裁判所で指定してもらう
親族間の話し合いが難航した場合、家庭裁判所に祭祀承継者指定の申立てをすると審判のうえで指定してもらえます。
さまざまな事情を考慮し、最適な人を指定してもらえるでしょう。
▼まとめ
祭祀承継者を決める方法は、被相続人の指名・慣習・家庭裁判所での指定となります。
なお祭祀承継者に指名された場合、基本的に拒否できません。
もし引き受けることが難しい場合は、弁護士や専門家へ相談してみましょう。
神田周辺でお悩みをお持ちの方は『弁護士 濵門俊也』にご相談ください。
あらゆる問題に丁寧に向き合い、対応いたします。

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