▼遺産分割の相談先について

query_builder 2025/08/06
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遺産分割の相談先には、扱う範囲や状況に応じて複数の専門家があります。

相続人同士で争いが発生している場合は弁護士が最も適した選択肢です。


弁護士は遺産分割協議の代理交渉や調停・裁判といった紛争解決業務、遺産分割協議書の作成までを一貫して請け負うことができます。

法的観点からトラブルの芽を早期に摘むアドバイスも得られます。


司法書士は主に不動産の相続登記や名義変更、遺産整理業務を担当します。

相続人間に大きな対立がなく、不動産の登記手続だけを依頼したいケースで力を発揮します。

争いごとには立ち入れないものの、書類手続に関しては費用面でも比較的リーズナブルに対応してくれます。


相続税の申告が必要な場合には税理士に相談してください。

相続税の申告書作成や財産評価、税務相談といった専門的な業務を担い、節税対策を含む具体的なアドバイスが受けられます。

税務署とのやり取りも代行してくれるため、初めての相続申告でも安心です。
行政書士は遺産分割協議書の作成や戸籍・住民票など各種書類の取得、申請手続をサポートします。

ただし、交渉代理は業務範囲外となるため、相続人同士の話合いに介入することはできません。

書類作成に特化したい場合に向いています。


市区町村の無料相談

窓口や弁護士会の法律相談センターを活用すると、まずは基本的な相続知識を得たり、適切な専門家へ紹介してもらったりできます。

どの士業に依頼すべきか迷ったときには、これらの公的な相談サービスを利用してみましょう。


弁護士に相談するメリット
弁護士は遺産分割における唯一の紛争解決専門家であり、以下の点で優れています。
• 相続人間のトラブル全般に対応可能
• 調停や裁判の代理権を持ち、争いの場でも法的にサポート
• 遺産分割協議書の作成を含む包括的な法的アドバイス
• 紛争を未然に防ぐための戦略的助言が受けられる
これらのメリットにより、複雑な遺産分割や対立が深刻化しているケースでは、真っ先に検討すべき相談先と言えます。


弁護士相談の一般的な流れ
1. 自宅近くやインターネット、知人の紹介などで弁護士を検索
2. 初回相談を予約(無料で対応している事務所もあります)
3. 面談の場で遺産の種類や相続人の構成、争点などを詳しく説明
4. 依頼範囲と報酬体系を確認し、正式に委任契約を締結
5. 必要書類を準備し、協議や調停、裁判手続に進む

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